今なにかと話題のD2C。この記事を見てくれている方は聞いたことがある人が大半ではないかなと思います。
D2Cとは簡単にいうならば、商品の企画~販売までを自社で行うこと。
転売から次のステップとして自社ブランドを始める方も多いです。
今回はD2Cブランドを始めるにあたり、日本国内でOEM会社を探す方法についてご紹介します。
僕自身も自社ブランドを始めたばかりのため偉そうなことは言えませんが、あくまで方法の一部として参考にしてもられば嬉しいです!
インターネットで検索する
まず最も簡単な方法は、インターネットで検索することです。
例えば、化粧品を作りたいのであれば、「化粧品 oem」や「化粧品 oem 日本」などのキーワードで検索します。
すると、こんな風にOEMをやっている会社が見つかります。
会社のHP単体の場合もありますし、Baseconnectのような業界ごとに会社一覧をまとめているHPもヒットします。
こういったサイトを1つずつスプレッドシートにまとめて、一社ずつ条件などを聞いていきましょう。
工場に紹介してもらう
次は工場に紹介してもらうという方法です。
たとえば、生地の加工をしたいのであれば、洗い屋さんを探すべきですが、洗い屋さんだけだとインターネットではそんなに工場が見つからなかったとします。
そんな時は、織物屋さんに連絡をしてみて、「生地の加工はやっていますか?こういうものを作りたいんですが、やっていなければ洗い屋さんを知りませんか?」という感じでなんとなく自然な感じで聞いてみます。
そうすると、織物屋さんも洗い屋さんも繋がりがあるので、たいていの場合、協力関係にある工場を紹介してもらえます。
商工会議所に聞く
デニムといえば、岡山の倉敷市児島地区が産地と有名ですよね。
もしデニムを作りたいとなったら、そういうときは児島の商工会議所に問い合わせてみましょう。
「こんなものを作りたいんですが、良い業者さんをいくつか教えていただけませんか?」と聞いたら、条件に合う工場があれば必ず教えてくれます。
もし見つからなければ地域を変えてみましょう。商工会議所というのは街ごとに細分化されていますので、色々な商工会議所に聞いてみるのがオススメです。
川上からアプローチする
商品というのは川上から川下に流れていますので、基本的には上流である川上のほうが原価が安く、下流である川下のほうが原価か高くなります。
たとえばアパレルであれば、糸を開発している繊維メーカーや生地屋が川上に位置し、生地を使って商品を製造するアパレルメーカーが川中、そして、販売店が川下となります。
生地であれば最も川上の位置するのは糸の繊維メーカーとなります。繊維メーカーが開発した糸を使って生地を作るのが生地屋さん。そして、その生地を加工する加工屋さん、生地を縫製する縫製屋さんになるので、どこにOEMの話を持っていけば一番安く仕上がるのかといえば繊維メーカーになります。
とはいえ、繊維メーカーは帝人や東レなど、だれもが知る一流企業である場合がほとんどで、そもそもOEMなどの加工はやっていません。ですので、まずは繊維メーカーにアプローチしてみて、糸を卸している生地屋さんを紹介してもらいます。もちろん、相手にされないこともありますよ。
もし紹介してもらえた場合は、生地屋さんにOEMができるか聞いてみて、やっていなければ、生地を卸している縫製工場を教えてもらうという流れです。
業界によっては川上に位置する会社がOEMをやってくれることもありますから、臆することなくアプローチしてみてください。
産地を探して工場地帯を実際に訪れる
インターネットに掲載されている情報がすべててはありません。
というのも、ホームページを持っていない工場があるので、インターネットで調べてもすべての会社を調べきれるわけではありません。
良い工場がなかなか見つからない…という場合は、メガネであれば福井の鯖江、デニムであれば岡山の児島など、製品の産地として有名な地域を調べてから実際に工場地帯を実際に訪れてみましょう。
気力はいりますが、ネットでは見つからない工場が見つかります。
商社に聞く
最後が商社です。
商社は右から左へものを流すだけなので、手数料が上乗せされて高くなっていると思うかもしれませんが、商社は取引量が多いため、原材料を商社へ発注したほうが安くなる場合が多々あります。
商社によっては、原材料だけでなく、OEMまでやっているパターンもあります。
転売をやっている人ならばわかりやすいかもしれません。いわば、卸問屋さんみたいなイメージです。
メーカーの口座を開設したけど、実際には問屋さんの仕入れ値のほうが安かったなんてことはあるあるですよね。
もちろん、逆も然りですが、商社にお願いしたほうが安く済むこともありますので、覚えておいてください。
とにかく行動するのみ
以上、日本国内でOEM会社を探す方法についてご紹介しました。
とにかく行動した分だけ、良い工場にあたる可能性が高くなります。
ただし、その際はやみくもに行動せずに、ここはこうだからあそこのほうが良いかもしれないという仮説を立てて行動するのがオススメです!
これからD2Cブランドを始めたいという方はぜひ参考にしてみてください!