僕はebayで販売を始めて5年以上経ちますが、参入者増加+ツールによる自動化により、年々利益率を低く設定しないと売れなくなってきています。特にこの1,2年はその傾向が顕著に感じますね。
では、利益率を下げる以外に売る方法が無いのかと言われれば、全然そんなことはありません。利益率30~50%でも売る方法はちゃんと存在します。ただ、他の人と同じことをやっては当然利益率を上がれるわけも無く、そこは手間や工夫が必要ですね。
ということで、利益額あるいは利益率が下がってきて厳しい、、、という方に向けて、利益率を上げるための方法をご紹介します。
まだ売れていない商品を出品する
ebay無在庫販売では、出品するにあたりSold lisitingsをリサーチして、売れている商品を出品していくという手法が一般的です。この流れは多くのセラーがやっている方法のため、必然的に価格競争に巻き込まれます。
それを避ける方法として、まだebayで売れていない商品を出品する方法があります。売れていない商品であれば、ライバルセラーがいない、あるいは、少ない状態で商品を出品できるので、利益率を高めに設定することが可能です。
とはいえ、ebayでは出品手数料がかかりますので、やみくもに出品するのではなく、売れている商品の関連、類似商品を狙っていくのがオススメです。
一点ものを出品する
価格競争になる原因は、他のセラーが同じ商品を出品しているためです。それであれば、他のセラーが出品できない商品、つまり、1点ものを出品すればその問題は解決できます。
では、1点ものはなにかというと、「中古」がその代表ですよね。中古をやるのであれば、無在庫でやるにせよ有在庫でやるにせよ、ヤフオクやメルカリといったオークションサイトは仕入れ先としてオススメです。また、オンラインではなくとも、中古品を取り扱う店舗の商品を代理でebayに出品してあげるという方法もあります。店舗の候補としては、骨董品屋などが上げられます。
新品の無在庫販売と異なり自動化が難しいですが、その分ライバルも少ないため、利益率が高くても十分に売ることが可能です。
アマゾンにないものを売る
amazon.jpからamazon.comへの無在庫輸出は一時期ものすごく流行りましたが、価格競争が激しく多くのセラーは撤退しました。
現在はebayも似たような状況になりつつあります。というのも、アマゾンの在庫と価格を監視してebayに無在庫販売する仕組みが一般に広まったためです。
UPCの入力が必須になったことから、バイヤーの立場から見ると価格比較がしやすくなったのも影響していますね。
ですので、amazon.jp→ebayへの無在庫販売では利益率を高く設定することはなかなか難しくなっています。では、どうすれば良いかというと、アマゾンで売られていない商品を出品すれば新品でも利益率を高くすることが可能です。
アマゾンにない商品(アマゾンが弱い)といえばどんなジャンルがあるのか。ぜひ考えてみてください。
予約商品を出品する
前述の「まだ売れていない商品を出品する」に繋がりますが、予約商品を出品するのもかなりオススメな方法です。
まず、予約商品は出品者が少ないです。なぜなら、新しい商品のため、Sold listingsで見つかる可能性が少ないためです。また、出品済みの商品のみを扱っているセラーも多いので、その点でもライバルは少なくなります。
たとえば、売れ筋シリーズの最新商品を予約販売すれば、利益率を高くしても問題ありません。売れ筋商品の予約販売は数もさばけるのでオススメです。ただし、商品が売れた後(入金後)、最大でも30日以内に商品を発送しなければいけないので、その点は注意してください。
とはいえ、半年後にリリースされる商品を売っているようなセラーもいます。そういうセラーはどうやってポリシーをすり抜ているのかはその商品説明文を見ればわかるので、色々とリサーチしてみください。
仕入を工夫する
仕入を工夫するというのはかなり有効な手法です。
アマゾンの価格ベースで出品しているセラーが多い以上、アマゾンより安い価格で仕入れられのであれば、他のセラーを出し抜けます。
楽天やヤフーショッピング、オークションサイトでの仕入もそうですが、卸やメーカーから直接仕入れることができるようになれば、1つの商品だけで大きく利益を上げることが可能になります。
問屋の在庫を共有してもらい、問屋の価格ベースで販売価格を設定できれば、これもまた他のセラーと差別化できます。
商品ページを作りこむ
上記までの内容と少し視点をずらした内容が、商品ページを作り込むということです。
ebayがamazon化してきているとはいえ、ebayの土台はオークションサイトです。まだまだヤフオク的な要素があります。
ヤフオクでビジネスとして商品を販売したことがある人であればわかるかと思いますが、ヤフオクでは商品説明文を作り込んだ方が落札されやすいです。
これはebayでも同じなのですが、ebayの無在庫販売セラーを見てみてください。アマゾンの商品画像をそのまま使い、アマゾンの商品説明分を自動翻訳したものを説明文に記載しているセラーがほとんどです。
そこに隙間があります。すでにebayで価格競争になっている商品でもページを作り込めば少々高くしても売ることが可能です。ただ、本質はそこではないんですよね。
ちゃんと商品ページを作り込めば、売れないものまで売れる。これがこの問題のミソなんです。売れないものが売れるようになる。つまり?
あとは自分で考えてみてください。
まとめ
以上、ebay輸出で利益率を上げるための手法を6つご紹介しました。
紹介しておいてあれですが、どれも手間がかかるものばかりです。だからこそ、利益率を上げるための対策がまだまだ十分にあるとも言えるんですよ。
誰もが楽したいです。でも、最終的に楽するには、人と同じくことをするのではなく、いかに人と違うことをできるかです。
今回紹介した方法以外にも、自社商品を売ったり、SNSから集客して売ったりと、色々な方法があります。
利益率を上げるためにどうするべきか。
この記事を参考にして、ぜひ色々な方法をためてみてください!