4月に入ってから国際郵便の引受国が大幅に制限されるなど、輸出セラーにとって厳しい状態が続いていますね。
4月12日時点でまだアメリカは引受国に入っていますが、実はアメリカ宛の国際郵便が大変ことになっているので、知らない方のために共有させたいただきます。
アメリカ宛の荷物が国内でストップ
今のところアメリカが郵便の引受対象国ということもあり、多くの方がアメリカ宛へ郵便を送っていると思います。
ただ、コロナによる影響で、アメリカ宛の飛行機がほとんど飛んでいない状態です。国際郵便は一般の飛行機に荷物を積んで海外に送られるので、人が日本からアメリカに移動しない限り、荷物が送られません。そのため、多くの荷物が国内に留まっている状態です。
先日郵便局員に聞いたところによると、3月末に発送した荷物が2週間経った今でも国内にあり、飛行機に乗るまで後どれくらいかかるかわからないとのことでした。アメリカ宛の荷物であれば例外なく、国内を出るのに最低でも2週間以上かかっています。
また、SAL便については、搭載に間に合わず返品されてきているケースが増えていると聞きます。うちの会社も数百のオーダーが返送されてきました。
2020/04/23追記:米国宛て国際郵便物が実質すべて引受停止となりました。発送まで最大4カ月って、、、明らかにもっと早く停止にすべきだけどしょうがないですね。
現状の郵便事情を踏まえた対応策
amazon、ebayともに配達期限が設定されているので、期限までに配達されなければ返金をせざるをえません。自社ECでも荷物が届かなければクレーム対応に追われることは間違いないでしょう。
もう送ってしまった分は覚悟を決めるしかないのですが、これから発送する分については対策をする必要があります。では、どんな対策があるでしょうか?
DHLを使う
1つ目は、DHLを使うということです。DHLは貨物専用の飛行機を飛ばしているので、現在も全飛行機が運行中です。また、アメリカ宛の荷物についても、多少の遅れがあるとはいえ、express便であれば1週間以内に配達されるているようです。
ですので、DHLを使うことで、問題を解消することができます。ただ、一般料金は高額なので発送代行業者を使うのがオススメです。
Vacationにして販売を休止する
もう1つの方法が、ストアをVacationに設定して販売を休止するということです。ebay、amazonともにストアを一時休止することが可能です。
この不安定な状況では今後の郵便事情の予測がつかないので、ストアを休止するというのも1つの方法かと思います。
持続化給付金に申請する
売上が下がっている方は、持続化給付金という制度がありますので、ぜひ利用しましょう。
まだ正式にリリースはされていませんが、前年比で売上50%減であれば、申請が出来るようになる予定です。
最大で200万円が給付されます。融資ではなく給付なので、返金する必要がありません。
今だからこそやるべきこと
このような状態だからこそ、今やるべきことをやりましょう。
まだプラットフォームでの転売しかやっていないという方は、自社ブランドの勉強をしたり、shopifyで海外向けの自社ECを作ったりするのが良いかもしれません。
どちらもスタートしてからすぐに結果が出るようなものではないので、今のうちにスタートを切っておくべきでしょう。
まとめ
4月に入ってから国際郵便の風向きが大きく変わってしまいました。こればかりはどうしようもないですね。
いまできることをやる。これが大事です。多くのセラーが苦しいのは一緒。できることをやるしかありません。
ぜひみなさんも頑張っていきましょう!