ebay輸出セラーの中で、最近twitterで話題になっていたことがありました。
それは、ebayでの知的財産の侵害により、事前の知らせもなくいきなりPayPalのアカウントが凍結されたということ。
どんなキーワードで知的財産権に引っかかったのかわからなかったのですが、今日林さんのメルマガで判明しましたので、知らない人のためにこちらで共有をさせていただこうと思います。
「metallica」は即除外
タイトルにも記載していますが、結論から言うとmetallicaというキーワードが知的財産権を侵害しているということらしいです。
え、あのメタリカ? バンドの名前でアウトなのかよ、、、というのが僕の率直の意見ですね。というのも、メタリカが駄目ならもう全部駄目じゃんという感じです。笑
一応『Metallica』の意味を調べてみたら、ラテン語で「金属」を意味するようです。
そして、この問題で恐ろしいのは、アメリカの裁判所に訴えられて、事前の警告もなくいきなりPayPalの資産が差し押さえられてしまうということ。
ebayより警告があれば対処できるのですが、ebayではなくPayPalから直接連絡が来るというのは厄介です。
ですので、今すぐに自分のリスティングにmetallicaが含まれていないか確認して、含まれていればすぐに削除してください。
ちなみに、ebayでmetallicaを調べてみたら66,590件もヒットしました。日本からの出品も884件あり、レコードやCDの出品が多数見受けられました。日本人セラーが狙われているのかはわかりません。ちなみに、裁判の原告はmetallicaのようです。あのメタリカなのかは不明。
今後の知的財産権の対策方法
PayPalがebayと分社していますし、paypalの差し押さえができるという実例ができてしまいましたので、metallicaに限らず今後このような事例は増えていくと思います。ebayはますますアマゾン化していきそうです。
メタリカでアウトとなると正直対策のしようがないなと思いますが、差し押さえの確率を少しでも抑えるためにやっておくべきことをまとめてみました。
海外のブランドやキーワードは避ける
完全にリスクを排除するのであれば、海外のブランドやキーワードは除外するということですね。リサーチの負担が増えますが、よくわからないブランドやキーワードは避けるようにしましょう。
日本の商品でも海外の代理店が警告してくる可能性もありますが、現時点では海外のものを排除しておけば問題ないかと思います。
ブラックリストの管理を徹底する
ブラックリストの管理を徹底しましょう。
すでに駄目なキーワードだとわかっているのに、ブラックリストの管理をやっていないのであればそれは怠慢でしかありません。
リサーチ段階や出品前に特定のキーワードは自動的に除外するような形にしておけば手間もかかりません。
PayPalアカウントを複数作成しておく
万が一アカウントが止まってしまった時用に、個人名義、法人名義、家族名義、従業員名義など、複数のペイパルアカウントを作っておいた方がよさそうです。
ただ、ebayに別名義のペイパルアカウントを紐付けたことがないので使えるのかわかりません。おそらく使えると思います。
twitterを日頃から見る
この情報がはじめに上がってきたのはtwitterだと思います。twitterの特徴はスピードが早いこと。
結局問題を知っているかどうかで避けられるリスクもありますので、twitterで日々情報収集はするようにしたほうが良いかもしれません。
まとめ
この問題が起こったこと知ったときは、いつ自分がやられるかわからないので、正直不安でした。
ババ抜きでしかないですからね。凍結されずにこの問題を知れた僕もあなたもラッキーです。
凍結されると、差し押さえを解除するために弁護士を雇ったりアメリカで裁判したりと、それなりの金額がかかりそうですので、本当に気をつけてください。
あと、いきなりアカウントが凍結されるという点ではPayPalのイメージは正直よくないですね。
ebayに早く別の決済方法を導入してほしいと思います。